しかし、翌週には211系の3連2本が廃車回送され、211系/313系混成編成は2本に減少。
さらに改正より2週間が経過すると、日本車輌で非常走行装置搭載工事を受けていた315系C3編成が出場、3月31日より運用に復帰した。このため、1行路の運用を残していた211(3+3)+313(2)が同日運用より離脱し、2本とも予備扱いとなった。
車両そのものはまだ在籍していたものの、組んでいた
半固定編成を解かれており、事故や大規模障害がなければ運用に復帰することはない状況である。引き続いて試運転中の315系C13編成が運用に入ることから、予備車としての位置づけもごくわずかの期間に留まり、事実上の運用消滅となった。
この結果、2022年度内に
- 神領車両区 K100編成(211系・3連)の運用消滅(211系4連は運用中)
- 中央線 名古屋〜中津川間から313系の運用消滅
- 中央線 名古屋〜中津川間はロングシート車で統一
が実施されたことになる。
中央線 名古屋〜中津川間は、1999年5月にはじめて313系が運用された区間であり、約24年を経てその運用が消滅。313系はJR東海のすべての在来線電化区間で運用されており、313系の運用がない区間が現れるのは2006年以来のことである。
なお、最終の運用は3月30日の121M(名古屋9:16発 普通神領行)、編成は神領方からK109+K117+B408と見られる。