JR東海運用情報 wiki - 315系新製数
ここでは、315系の編成構成と新製数についてまとめておく。

総数

315系は4連と8連の2種類の編成があり、65編成・352両を新製する予定である。
構成編成数両数
4連42編成168両
8連23編成184両
65編成352両
対して、置換え対象となる車両は、211系・213系・311系の3形式、108編成・338両である。
315系は比較的長編成が中心であり、新製数が廃車数を上回っている。

2024年4月時点で、8連は23編成・184両のすべてが新製済み。4連は14編成・56両が新製が完了。

年度ごとの状況

年度別新製数

315系の新製は、JR東海の子会社である日本車輛製造が一括受注しており、年度ごとの新製数を公表している。
この資料には年度ごとに新製する編成数・両数が示されていることから、年度ごとの4連と8連の内訳が容易に算定できる。まとめると下表のとおりである。
新製年度新製数 計うち8連うち4連備考
2021年度56両(7編成)7編成-神領区配置
2022年度56両(8編成)6編成2編成
2023年度120両(20編成)10編成10編成
2024年度64両(16編成)-16編成神領・静岡?
2025年度56両(14編成)-14編成
合計352両 65編成23編成42編成
(スマホでご覧の方は、スワイプで横スクロールします)

5年度に渡る投入計画のうち、前半は8連中心、後半は4連中心となっている。

8連は全23編成(184両)投入が完了し神領車両区に配置済み。4連は2024年度分が加わり14編成56両が同じく神領車両区に配置済みである。

2021年度は神領車両区

初年度となる2021年度は、神領車両区8連のC編成が7本が投入され、2022年3月12日ダイヤ改正直前の3月5日より、中央線名古屋口(名古屋〜中津川間)で営業運転を行っている。

2022年度も神領車両区・4両編成も配置

2022年12月、新たに4両編成のC100編成も神領車両区へ配置された。4両編成は側面に安全確認のカメラを有し、これまで2両以下で実施されていたワンマン運転を4両編成に拡大する目的がある。2023年1月より関西線でワンマン運転を想定した試験を行っており、2022年度の4両編成がわずか2編成であるのは、試験のための先行投入の意味合いであるようだ。 また、8両編成についても神領車両区へC0編成が7編成56両が配置された。

2023年度も神領区・中央線は315系に統一・4連は関西線・武豊線等へ

2023年度は、8両編成×10編成を神領車両区に上半期で一気に投入。10月初めには中央線名古屋口の315系統一がなされた。

10月からは4両編成の投入に移ったが、12月までに10編成すべてが神領区へ投入され、同月関西線の4連固定運用を315系に置き換えている。

また、2024年3月15日より、
  • 東海道線 大府〜大垣
  • 武豊線
で営業運転を開始。
神領車両区のC100編成が用いられている。運用の詳細はこちらを参照。

2024年度には静岡にも

2024年度は16編成64両の投入が予定されている。
すでに、4月4日には神領車両区向けのC100編成が2編成増備された。

また、中日新聞記事によれば、315系4両編成について
  • 6月から
    • 東海道線 豊橋〜熱海
  • 11〜12月頃から
    • 身延線 富士〜西富士宮
    • 御殿場線 沼津〜御殿場
としている。今後は静岡区への投入が中心となる見込み。

なお、日本車両での目撃情報では、静岡区の315系はU編成となる模様で、番台区分は同じく3000番台となる見込み。

関連ページ