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&fukidashi(https://yoke4000.main.jp/jru/image/mark_information.png){このページはでは2022年度の普通・快速用電車の動向を扱います。特急型車両であるHC85系・キハ85系の動向は[[HC85系]]の記事をご覧ください。}

ここでは2022年度における車両の動きについて述べる。最新の動きについては[[車両の動き(2024年度)]]を参照のこと。

また、これまでの車両の動きは、下記の過年度記事を参照のこと。
- [[車両の動き(2023年度)]] - 2023年度における車両の動き
- [[車両の動き(2022.3)]] - [[2022年3月改正]]にともなう車両の動き
ここでは2022年度における車両の動きについて述べる。
- 最新の情報は[[車両の動き(2023年度)]]
- [[2022年3月改正]]にともなう車両の動きは、[[車両の動き(2022.3)]]
をそれぞれ参照のこと。

* 概要
2022年度の車両の計画で当初より明らかとなっていたのは、
- 315系 56両の新製
-- 8両編成 × 6本 = 48両
-- 4両編成 × 2本 = 8両
である(詳細は[[315系新製数]]参照)。

このうち、[[315系C編成]](8両編成)は11月より[[神領車両区]]に増備が始まり、2023年3月までに6編成(48両)が新製配置され、4両編成×2も[[315系C100編成]]として同じく神領区に配置された。

一方で、大垣区で311系の廃車(3編成12両)が廃車されたほか、神領区では315系の投入に合わせ211系3連(K100編成)×10(30両)の廃車が実施された。また、神領区の313系1000番台(4連)のうち2本が大垣区へ転属となっている。

なお、静岡車両区については、今年度の動きは見られない。
* 車両の動き一覧
** 2022年度の車両の動き
2022年度における各車両区の車両数の動きを示す。
{|style="overflow: auto; text-align:center; width: 450px;"
|~車両区|新製|転入|廃車|転出|増減|備考|
|神領|+56|-|&color(red){△30}|&color(red){△8}|+18|+315系/△211系・313系|
|大垣|-|+8|&color(red){△12}|-|&color(red){△4}|+313系/△311系|
|静岡|-|-|-|-|±0||
|}

また、車両編成ごとの増減を下表にまとめる。
{|style="overflow: auto; text-align:center; width: 480px;"
|~車両区|>|形式と編成名|年度当初~~'22.4.1|年度末~~'23.3.31|増減|備考|
|神領|315系|C0|7編成(56両)|13編成(104両)|+48両|新製|
|^|^|C100|-|2編成(8両)|+8両|^|
|^|211系|K100|14編成(42両)|4編成(12両)|&color(red){△30両}|廃車|
|^|313系|B0|6編成(24両)|4編成(16両)|&color(red){△8両}|転出|
|大垣|313系|J0|10編成(40両)|12編成(48両)|+8両|転入|
|^|311系|G|15編成(60両)|12編成(48両)|&color(red){△12両}|廃車|
|}

まずは年度初頭の5月18日、今年度の315系の新製投入を待つことなく大垣車両区の311系8両(4両×2編成)が廃車回送された。
[[2022年3月>>車両の動き(2022.3)]]の段階で、大垣区には神領区より30両(実質21両)の313系が転入していたが、年度内の廃車は行われなかった。その後年度を跨いで、余剰車両の廃車が実施された模様。

その後半年を経て、2022年分度の315系のうち[[8両編成>315系C編成]]の増備が始まり、11月から翌3月までにC8〜C13編成の6編成が[[神領車両区]]に配置された。最後のC13編成は[[2023年3月改正]]後に配置され、試運転期間を経て運用開始は年度を跨いで2023年4月となる。

315系の増備にともない神領区の211系5000番台3連が順次10本廃車されたほか、2023年1月から3月にかけに同区の313系B1・B2の2編成が大垣区へ転属。これを受けて大垣区ではさらに311系1編成(4両)が追加廃車された。

一方、2022年12月には、315系の4両編成である[[C100編成>315系C100編成]]が登場、2編成が神領区に配置された。2022年度内は営業運転に就かず、2023年1月よりカメラを用いた4両編成のワンマン運転を見据え確認試験を行ってたほか、313系との併結試運転なども行われた。
{|style="overflow: auto; text-align:center; width: 480px;"
|~回送年月日|車両区|>|車両と動き|備考|
|2022/5/18|大垣区|311系(4)×2編成(8両)|bgcolor(#cccccc):廃車|G8・G12編成|
|2022/11/10|神領区|315系(8)×1編成(8両)|新製|C8編成|
|2022/11/28|神領区|211系(3)×2編成(6両)|bgcolor(#cccccc):廃車|K107・K114編成|
|2022/12/22|神領区|315系(4)×2編成(8両)|新製|C101・C102編成|
|2023/1/12|神領区|315系(8)×1編成(8両)|新製|C9編成|
|2023/1/20|神領区|313系(4)×1編成(4両)|bgcolor(#ffcccc):転出|B1編成~~→ J11編成|
|^|大垣区|^|bgcolor(#ffcccc):転入|^|
|2023/1/26|神領区|315系(8)×1編成(8両)|新製|C10編成|
|2023/1/30|神領区|211系(3)×2編成(6両)|bgcolor(#cccccc):廃車|K102・K108編成|
|2023/2/06|大垣区|311系(4)×1編成(4両)|bgcolor(#cccccc):廃車|G13編成|
|2023/2/15|神領区|211系(3)×2編成(6両)|bgcolor(#cccccc):廃車|K110・K113編成|
|2023/2/16|神領区|315系(8)×1編成(8両)|新製|C11編成|
|2023/2/27|神領区|315系(8)×1編成(8両)|新製|C12編成|
|2023/3/13|神領区|313系(4)×1編成(4両)|bgcolor(#ffcccc):転出|B2編成~~→ J12編成|
|^|大垣区|^|bgcolor(#ffcccc):転入|^|
|2023/3/14|神領区|211系(3)×2編成(6両)|bgcolor(#cccccc):廃車|K101・K103編成|
|2023/3/23|神領区|211系(3)×2編成(6両)|bgcolor(#cccccc):廃車|K106・K111編成|
|^|神領区|315系(8)×1編成(8両)|新製|C13編成|
|}
新製・廃車が進む車両の編成表は以下を参照。
- [[315系C編成]]
- [[315系C100編成]]
- [[神領車両区211系編成表>>https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vSJ66RMqsYN-uBfq5TKJ0iw4AvC6WfteD7PzS6o6OD8yYcy3HR6rxbf0iWGXGjVFDwKC6GukqyNIBiD/pubhtml]](Googleシート)
- [[大垣車両区311系編成表>>https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vS_rr_J28yAJgN_Jx426fgp354zI-pNzCi83LgHBwRtWBkhtI2y7YQL9OxiVjZGzdnSrIjJ6MB20BDu/pubhtml]](Googleシート)
** 運用の変化はスローペース
315系の新製投入は前年度と同じ56両であったものの、
- [[315系前年度投入分>315系C編成]]に未装備であった非常用走行装置取付で、随時日車に入場していること
- [[315系C100編成]](4連)は試験を行うのみで運用に入っていないこと
などから、実際の315系の運用がなかなか増えず、車両更新もスローペースであった。前項の一覧からも明らかなように車両の動きは2023年1月以降に集中している。

今年度最後の315系であるC13編成も[[2023年3月改正]]には間に合わず、315系の限定行路は[[前回改正時>2022年3月改正]]からわずか3本の増に留まっている(ただし、限定行路以外にも1本の315系が運用に入っており、今後も増える見込み)。

下表は315系の非常用走行装置の取付状況。1編成あたりおおむね2か月を要しており、施工対象7編成に対し完了したのは3編成に留まった。
{|style="overflow: auto; text-align:center; width: 400px;"
|~編成名|入場日|出場日|入場期間|
|C1|22/05/24|22/7/20|57日|
|C2|23/12/01|23/2/02|63日|
|C3|23/02/20|23/3/29|37日|
|}
** 315系投入前からの動き
2021年度315系投入前からの、トータルの車両数増減を2023年3月23日現在でまとめた(単位:両)。前年度の動きについては[[車両の動き(2022.3)]]を参照。

{|style="overflow: auto; text-align:center; width: 400px;"
|~車両区|新製|転入|廃車|転出|増減|備考|
|神領|+112|-|&color(red){△47}|&color(red){△47}|+18|B150(J170)~~含まず※|
|大垣|-|+29|&color(red){△12}|-|+17|^|
|静岡|-|+18|&color(red){△12}|-|+6||
|}
※ 飯田線で運行される313系1700番台(B150編成→J170編成)は受け持ち区が変更になったのみで、運用や廃車計画に影響を与えないものとして、表に算入していない。

神領区は今後も315系の新製を受け、211系の廃車や313系の転出が進む見込み。

大垣区は+17両で車両に余裕があるように見えるが、[[2022年3月改正]]で神領区持ちであった中央線から東海道線への直通運転が廃止されており、その車両分(14両)が大垣区の受け持ちとなったため、実際にはさほど余裕がない状況である。とはいえ、神領区からの転入に合わせ、徐々に311系の廃車も進んでいくとみられる。
* 315系新製にともなう廃車と転属
2022年度も[[前年度>車両の動き(2022.3)]]と同様、315系は[[神領車両区]]への集中投入が続いており、同区の211系の淘汰が進められている。その一方で、捻出した313系の転用・転属も行われ、大垣車両区の311系にも廃車が発生している。以下、一連の流れについて示す。

** 中央線名古屋口編成
[[神領車両区]]所属の[[2022年3月改正]]で中央線名古屋口編成は8両に統一されて3パターンの[[半固定編成化]]が図られており、2022年度初頭と年度末を比較すると下表のとおりである。
{|style="overflow: auto; text-align:center;"
|>|~中央線 列車編成|2022.4~~編成数|2023.3~~編成数|
|315系(8)|left:&color(#0000ff){■■■■■■■■}|7|&color(blue){13}|
|211(4+4)|left:&color(#000000){■■■■-■■■■}|10|10|
|211(3+3)+313(2)|left:&color(#000000){■■■-■■■-}&color(#ff4500){■■}|7|&color(red){2}|
|}
※ 315系8連の編成数には試運転中のものも含む。

315系の増備が続く中で、211系4連×2(K0編成)に動きはなく、編成が減っているのは211系3連×2(K100編成)と313系2連(B400編成)の混成編成であり、211系の廃車も3連のK100編成が先行して進められている。

// 2022年度に投入する315系(56両)をすべて中央線名古屋口に投入すると、211+313の混成編成をすべて置換えることができる。2022年度内に中央線名古屋口からの313系運用の消滅、211系K100編成の全車廃車の可能性もある。
- [[神領車両区211系編成表>>https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vSJ66RMqsYN-uBfq5TKJ0iw4AvC6WfteD7PzS6o6OD8yYcy3HR6rxbf0iWGXGjVFDwKC6GukqyNIBiD/pubhtml]](Googleシート)

また、表中において、211(3+3)+313(2)の半固定編成が2本残っているが、年度内には予備となり運用を離脱している、詳細は以下を参照。
- [[211(3+3)+313(2)の運用が消滅>2023年3月改正#content_3_5_1]](2023年3月改正追記)
** 関西線への転用と大垣区への玉突き転属
一方、中央線名古屋口混成編成の併結相手で余剰となった''313系(2連・B400編成)''は、関西線での313系(4連)の運用に入っているようだ。関西線の2022年度初頭の運用車両は、キハ75の快速みえ編成を除くと以下の通り。
{|style="overflow: auto; width: 300px; text-align:center;"
|>|~関西線 使用車両|編成数|備考|
|313(2)|left:&color(#ff4500){■■}|13|B500編成|
|313(4)|left:&color(#ff4500){■■■■}|6|B0編成|
|}
このうち、''313系B0編成(4連)の一部''を、中央線で余剰となった''B400編成(2連)×2に変更''している。

これにより''捻出したB0編成を大垣区に玉突き転属''させた模様。
- [[神領車両区313系編成表>>https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vRshIgWBfuDsAtFxgN2WT53EOMWbXRKBSE25Y_pExEPuPWUrZkWL5A_qUHCuEf4izWmJsKkzqX-iLvT/pubhtml]](Googleシート)
現在のところ、1000番台のB1・B2編成が転属。ただし、2022年度の315系投入で中央線名古屋口から捻出できる313系は多く見積もっても16両分(=2×7+予備車)に留まるため、年度内にすべてのB0編成(6編成・24両)が転属することはないものと見られる。
** 大垣区に転属したB0編成はJ0編成の連番に
[[2023年3月改正]]において、公式発表はないものの某労組がネットに公開している情報では、東海道線の混雑が激しい普通列車2本を311系から313系に変更するとされており、B0編成の転属はこの車両を確保したものと見られる。

神領区から転出したB1編成は大垣区で''J11編成''として、3月に転属したB2編成も''J12編成''を名乗り、ほぼ即日で運用に就いている。転属にともなう編成名の変更を昨年度分も含め下表に示す。
{|style="overflow: auto; text-align:center;"
|~神領区~~旧編成名|両数|車番~~(M車)|大垣区~~新編成名|
|B101〜|3連|1501〜|J151〜|
|B104〜|3連|1601〜|J161〜|
|B151〜|3連|1701〜|J171〜|
|color(red):B1〜|color(red):4連|color(red):1001〜|color(red):J11〜|
|}
これまで神領から大垣に転出した313系は、番台区分をベースにした編成名が付けられていたが、もともと大垣区に在籍のなかった3連とは異なり、1000代の4連はすでにJ0編成(J1〜J10編成)が在籍することから、その連番となった模様である。

- [[大垣車両区313系編成表>>https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vQDa0miFG0ra1XPY_QOlcFtI2rpDhF8G9aR20SVu3Qy28oZTk6iJ9aI9P_A_XezHEcth2gqR0x-M-34/pubhtml]](Googleシート)
** 大垣では311系の追加廃車も
この一連の玉突き転属の流れを受け、大垣区ではさらなる311系の廃車が行われている。2月1日に余剰となった1編成(G13編成)が静岡へ回送され、何らかの訓練を行ったのち、同月6日に西浜松へ廃車回送された。

これで311系の廃車は合計3編成・12両となった。なお、3月に神領区のB2編成が転入してきたことを受け、311系はもう1編成の余剰が生じたが、廃車は[[翌年度持越し>車両の動き(2023年度)]]となった。
- [[大垣車両区311系編成表>>https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vS_rr_J28yAJgN_Jx426fgp354zI-pNzCi83LgHBwRtWBkhtI2y7YQL9OxiVjZGzdnSrIjJ6MB20BDu/pubhtml]](Googleシート)
* ネットの情報等
315系関連は[[315系C編成]]・[[315系C100編成]]を参照。
** 313系B2編成転属・大垣区でJ12編成に
&twitter(1636589577497632768)
** 211系K107・K114編成廃車回送
&twitter(1597032065916026880)
** 311系廃車回送
5月18日に2編成・8両が西浜松へ廃車回送。廃車となったのは、G8編成およびG12編成。ともに1989年度に新製されたもの。
&twitter(1526676595456765952)

* 関連ページ
- [[トップページ]]
- [[車両の動き(2024年度)]]
- [[車両の動き(2023年度)]]
- [[車両の動き(2022.3)]]
- [[315系の置換対象車]]
- [[JR東海運用情報>>https://yoke4000.main.jp/jru/unyou.htm]]

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