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&fukidashi(https://yoke4000.main.jp/jru/image/mark_information.png){このページはでは2023年度の普通・快速用電車の動向を扱います。特急型車両であるHC85系・キハ85系の動向は[[HC85系]]の記事をご覧ください。}

ここでは2023年度における車両の動きについて述べる。最新の動きについては[[車両の動き(2024年度)]]を参照のこと。
ここでは2023年度における車両の動きについて述べる。

また、これまでの車両の動きは、下記の過年度記事を参照のこと。
これまでの車両の動きは、下記の過年度記事を参照のこと。
- [[車両の動き(2022.3)]] - [[2022年3月改正]]にともなう車両の動き
- [[車両の動き(2022.5〜)]] - 2022年度の車両の動き
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* 概要
** 前年度まで
JR東海は2021年度より315系電車の新製による[[在来車両の置き換え>315系の置換対象車]]を進めており、[[前年度>車両の動き(2022.5〜)]]までに315系を[[神領車両区]]に114両([[8両>315系C編成]]×13編成・[[4両>315系C100編成]]×2編成)投入。一方で、211系および311系合わせて71両が廃車され、神領区所属の313系の転属も進められた。詳細は[[過年度記事>車両の動き(2022.5〜)]]を参照。

** 今年度の予定と動き
2023年度の車両の計画で公式に明らかとなっていたのは、
- &color(orangered){315系 120両の新製}
-- 8両編成 × 10本 = 80両 &color(orangered){''済''} 
-- 4両編成 × 10本 = 40両 &color(orangered){''済''}
- &color(orangered){中央線名古屋口(名古屋〜中津川間)を315系8両編成で統一} &color(orangered){''済''}
である(詳細は[[315系新製数]]参照)。12月までにすべて完了している。

このうち、8両編成は中央線名古屋口の315系統一に向け、神領車両区に[[C0編成>315系C編成]]の増備が進み、9月までに10編成の投入を完了している。これで315系のうち8連は上半期ですべて投入を終え、10月7日より''中央線名古屋口は315系のみの運転''となっている。

4両編成についても[[C100編成>315系C100編成]]として神領車両区に新製配置され、10月から12月までに10編成の投入が完了している。
運用については前年度に2編成が神領車両区に配置されていたものの、もっぱら試運転を継続。6月1日より関西線で営業運転に就き、営業運転時における試験やデータ収集を行った。下半期に入り増備も再開されると、重連を組んで中央線で8連の代走にはいっているほか、12月からは関西線の4連運用をすべて置き換えた。

一方、在来車両については、[[2023年3月改正]]以降すでに神領区211系K100編成・大垣区311系の余剰車が発生していたため、年度当初より廃車回送が行われ、このうち神領区のK100編成は4月早々に全車廃車となった。さらに315系の投入を受けて12月に神領区のK0編成も全廃となり、''神領区の211系が消滅''している。また、昨年度に引き続き、神領区313系4連(B0編成)がすべて順次大垣区に転属し、これを受けて''311系の廃車''も進み5編成を残すのみとなっている。

このほか、しばらく動きのなかった''静岡区''でも、12月から翌3月にかけに神領区より''313系B400編成が転入''し、同時期に211系3連LL編成1本が12月に廃車となっている。さらに[[2024年3月改正]]を迎えると、''211系3連''SS編成5本が''三岐鉄道へ譲渡''された一方、大垣区から313系300番台(2連)が転属の動きを見せている。

今年度の廃車(譲渡含む)は各車両区合わせて現時点で計37編成138両に及ぶ。

// また、中央線での運用を終えた211系は、関西線の利用客増に対応するため、10月1日より1編成がラッシュ時に1往復の運用をおこなっていたが、11月27日をもって終了している。
* 車両の動き一覧
** 2023年度の車両の動き
2023年4月以降の各車両区の車両数の動きを示す。
{|style="overflow: auto; text-align:center; width: 450px;"
|~車両区|新製|転入|廃車~~譲渡|転出|増減|備考|
|神領|+120|-|&color(red){△92}|&color(red){△32}|&color(red){△4}|+315系/△313系・211系|
|大垣|-|+16|&color(red){△28}|-|&color(red){△12}|+313系/△311系|
|静岡|-|+16|&color(red){△18}|-|&color(red){△2}|+313系/△211系|
|}

** 中央線名古屋口の更新は上半期に一気に
まずは年度初頭の4月5日および同月19日、[[神領車両区]]の211系12両(K100編成・3両×4編成)が廃車回送された。[[2023年3月改正]]の段階では、313系2連と混成で8両の半固定編成を組み、中央線名古屋口において1行路ながら運用を残していたものの、2週間後には運用を離脱。年度明けとなる翌週より2回に分けて廃車回送、K100編成は全廃となった。

新製配置も年度当初より動きがあり、[[315系C編成]](8両編成)の14本目が4月6日に増備されたのをはじめ、9月21日に8連の最終編成にあたるC23編成が投入され、上半期で増備を完了した。10月7日には[[中央線名古屋口は315系に統一>#chuou_unyou]]されている。

** 神領区の211系が12月全廃
神領区の211系はK0編成(4連)についても、315系の増備を受けて5月から相次いで廃車が進み、10月6日には[[中央線名古屋口の運用を終了>#content_3]]。

一方で、10月から[[関西線の運用>#kansai211]]での運用に就いていたが、これも[[315系C100編成]]の増備が進んだことから11月末で終了。12月5日までにすべて廃車回送された。

これで神領区から211系の配置が消滅した。
&aname(b0)
** 315系4連投入を巡る動き
一方、[[315系C100編成]](4両編成)に目を転じると、前年度投入分の2編成がようやく[[6月に関西線で運用開始>315系C100編成#unyou]]。

さらに10月に入ると今年度分の増備が始まり、12月14日までに10編成(累計12編成)が新製され、今年度分の315系予定数を完了。さしあたり[[中央線で8連の代走>315系C100編成#chuou]]の代走を行ったほか、12月初頭には''関西線の4連運用はすべて315系''となっている。

これを受けて、関西線で運用していた313系が大垣区や静岡区へ転出している(次項参照)。

一方、C100編成はQRコードの貼付もあり、今後の運用線区が注目される。
//''所属区所表記が省略''されており断定はできないが、C103〜C110を名乗っていることから、ここでは便宜上[[神領車両区]]所属として扱う。

** 大垣区 313系転入と311系の廃車
昨年度まで中央線名古屋口で211系K100編成と混成編成を組んでいた313系2連(1300番台・B400編成)は、2編成をつないで4連の半固定編成となり関西線に転用。これにより313系4連(1000番台・B0編成)を捻出し、5月に1本が大垣区へ転属した。

その後しばらく動きがなかったが、関西線で315系4連や211系の運転開始を経て、11月にさらに313系4連×3編成が大垣区に転入。

313系4連は[[昨年度にすでに2本が転属>車両の動き(2022.5〜)#content_3]]しており、これで神領区に所属する313系4連(B0編成)はすべて大垣に転属となった。大垣区ではJ0編成の続き番号が与えられ、J11〜J16編成を名乗り東海道線で運用に入っている。

また、大垣区所属の311系は、4月11日に4両×1編成が廃車回送された。こちらも前年度の段階で[[313系の玉突き転属>車両の動き(2022.5〜)#content_3]]により余剰が生じていたものである。くわえて、神領区からB3編成(J13編成)の転属を受け、7月18日にさらに1本が廃車となっている。もっと早い段階の廃車も想定されたが、[[Z1編成の事故>#content_3]]にともない復旧を待っての廃車となった模様である。

さらに11月の313系転入(4連×3編成)を受け、12月20日・22日に合わせて311系×3編成が廃車に。加えて[[2024年3月改正]]にて315系の東海道線運用開始に合わせ、3月15日に2編成が廃車。これで''311系''は在籍5編成となり、当初の3分の1までに数を減らしている。

** 静岡区は313系1300番台が転入・211系は廃車と三岐鉄道へ譲渡
静岡車両区については、[[2022年3月>車両の動き(2022.3)]]に神領区より313系8000番台が転入し、それを受けて211系(LL編成)×4が廃車となっていた。

それ以降は転入や新製配置もなく、しばらく動きはないと見られていたが、2023年12月1日に同じ211系のLL15編成が廃車回送された。

さらに、同月3日には神領車両区より313系1300番台(2連・B400編成)の転入が始まり、翌3月までに8編成すべての転入が完了している。この編成は1300番台のうち非ワンマン車として増備されたものであるが、ワンマン改造が進められていた。315系の増備により、中央線から関西線に転用されさらに静岡区へ。転属後は新たに''L編成''を名乗り、3月より運用を始めている。

[[2024年3月改正]]を迎えると、新たな動きも見えている。余剰の生じた211系はSS編成計5本が、3月20・22日に三岐鉄道へ譲渡されている。211系の他社への譲渡は初。また、大垣区から313系300番台(2連)が数編成、静岡区へ移動しており、今後転属するものと見られている。
** 新製・廃車・転属一覧
{|style="overflow: auto; text-align:center; width: 480px;"
|~回送年月日|車両区|>|車両と動き|備考|
|2023/4/05|神領区|bgcolor(#cccccc):廃車|211系(3)×2編成(6両)|K104・K112編成|
|2023/4/06|神領区|新製|315系(8)×1編成(8両)|C14編成|
|2023/4/11|大垣区|bgcolor(#cccccc):廃車|311系(4)×1編成(4両)|G7編成|
|2023/4/19|神領区|bgcolor(#cccccc):廃車|211系(3)×2編成(6両)|K109・K117編成|
|2023/4/20|神領区|新製|315系(8)×1編成(8両)|C15編成|
|2023/5/08|神領区|bgcolor(#ffffcc):転出|313系(4)×1編成(4両)|B3編成~~→ J13編成|
|^|大垣区|bgcolor(#ffffcc):転入|^|^|
|2023/5/10|神領区|bgcolor(#cccccc):廃車|211系(4)×2編成(8両)|K4・K16編成|
|2023/5/18|神領区|新製|315系(8)×1編成(8両)|C16編成|
|2023/6/01|神領区|新製|315系(8)×1編成(8両)|C17編成|
|2023/6/07|神領区|bgcolor(#cccccc):廃車|211系(4)×2編成(8両)|K2・K9編成|
|2023/6/15|神領区|新製|315系(8)×1編成(8両)|C18編成|
|^|神領区|bgcolor(#cccccc):廃車|211系(4)×2編成(8両)|K12・K19編成|
|2023/7/05|神領区|bgcolor(#cccccc):廃車|211系(4)×2編成(8両)|K3・K20編成|
|2023/7/13|神領区|新製|315系(8)×1編成(8両)|C19編成|
|2023/7/18|大垣区|bgcolor(#cccccc):廃車|311系(4)×1編成(4両)|G9編成|
|2023/7/26|神領区|bgcolor(#cccccc):廃車|211系(4)×2編成(8両)|K5・K6編成|
|2023/8/03|神領区|新製|315系(8)×1編成(8両)|C20編成|
|2023/8/23|神領区|bgcolor(#cccccc):廃車|211系(4)×2編成(8両)|K7・K8編成|
|2023/8/24|神領区|新製|315系(8)×1編成(8両)|C21編成|
|2023/9/06|神領区|bgcolor(#cccccc):廃車|211系(4)×2編成(8両)|K10・K11編成|
|2023/9/07|神領区|新製|315系(8)×1編成(8両)|C22編成|
|2023/9/21|神領区|新製|315系(8)×1編成(8両)|C23編成|
|2023/10/04|神領区|bgcolor(#cccccc):廃車|211系(4)×2編成(8両)|K13・K14編成|
|2023/10/05|神領区|新製|315系(4)×2編成(8両)|C103/C104編成|
|2023/10/19|神領区|新製|315系(4)×2編成(8両)|C105/C106編成|
|2023/11/05|神領区|bgcolor(#ffffcc):転出|313系(4)×2編成(8両)|B4→J14編成~~B5→J15編成|
|^|大垣区|bgcolor(#ffffcc):転入|^|^|
|2023/11/16|神領区|新製|315系(4)×2編成(8両)|C107/C108編成|
|2023/11/28|神領区|bgcolor(#cccccc):廃車|211系(4)×2編成(8両)|K17・K18編成|
|^|神領区|bgcolor(#ffffcc):転出|313系(4)×1編成(4両)|B6編成~~→ J16編成|
|^|大垣区|bgcolor(#ffffcc):転入|^|^|
|2023/11/30|神領区|新製|315系(4)×2編成(8両)|C109/C110編成|
|2023/12/01|静岡区|bgcolor(#cccccc):廃車|211系(3)×1編成(3両)|LL15編成|
|2023/12/03|神領区|bgcolor(#ffffcc):転出|313系(2)×4編成(8両)|B401・406~~407・408~~→ L1・6・7・8|
|^|静岡区|bgcolor(#ffffcc):転入|^|^|
|2023/12/05|神領区|bgcolor(#cccccc):廃車|211系(4)×2編成(8両)|K1・K15編成|
|2023/12/14|神領区|新製|315系(4)×2編成(8両)|C111/C112編成|
|2023/12/20|大垣区|bgcolor(#cccccc):廃車|311系(4)×2編成(8両)|G5・G6編成|
|2023/12/22|大垣区|bgcolor(#cccccc):廃車|311系(4)×1編成(4両)|G10編成|
|2024/03/05|神領区|bgcolor(#ffffcc):転出|313系(2)×4編成(8両)|B402〜405編成~~→ L2〜5編成|
|^|静岡区|bgcolor(#ffffcc):転入|^|^|
|2024/03/15|大垣区|bgcolor(#cccccc):廃車|311系(4)×2編成(8両)|G2・G14編成|
|2024/03/20|静岡区|bgcolor(#ffcccc):譲渡|211系(3)×2編成(6両)|SS2・SS3編成~~→ 三岐鉄道|
|2024/03/22|静岡区|bgcolor(#ffcccc):譲渡|211系(3)×3編成(9両)|SS7/8/11編成~~→ 三岐鉄道|
|}

動きのあった車両の編成表は以下を参照。
- [[315系C編成]]
- [[315系C100編成]]
- [[神領車両区211系編成表>>https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vSJ66RMqsYN-uBfq5TKJ0iw4AvC6WfteD7PzS6o6OD8yYcy3HR6rxbf0iWGXGjVFDwKC6GukqyNIBiD/pubhtml]](Googleシート)
- [[神領車両区313系>>https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vRshIgWBfuDsAtFxgN2WT53EOMWbXRKBSE25Y_pExEPuPWUrZkWL5A_qUHCuEf4izWmJsKkzqX-iLvT/pubhtml]](Googleシート)
- [[大垣車両区311系編成表>>https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vS_rr_J28yAJgN_Jx426fgp354zI-pNzCi83LgHBwRtWBkhtI2y7YQL9OxiVjZGzdnSrIjJ6MB20BDu/pubhtml]](Googleシート)
- [[大垣車両区313系>>https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vQDa0miFG0ra1XPY_QOlcFtI2rpDhF8G9aR20SVu3Qy28oZTk6iJ9aI9P_A_XezHEcth2gqR0x-M-34/pubhtml]](Googleシート)
- [[静岡車両区211系編成表>>https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vR4orY5IvuZch025i94ceflrBBogLriWXUU_UyahwQPQT6HBSAuTjY5Vu-Jfc1CVcfaw6qvLtKWLnok/pubhtml]](Googleシート)
- [[静岡車両区313系編成表>>https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vQ5H9WQWOZDV5Ya9JbG-RT_IlqEP1ZJV1MSUYhSChNvfY-jp6AQeuTOuuuUTp8dEh7rBQZO4OXGBIEI/pubhtml]](Googleシート)

形式別編成ごとの変化を以下に示す。
{|style="overflow: auto; text-align:center; width: 480px;"
|~車両区|>|形式・編成名|年度当初~~23.4.1|年度末~~24.3.31|増減|備考|
|~車両区|>|形式・編成名|年度当初~~23.4.1|現在~~24.3.22|増減|備考|
|神領|315系|C0|13編成(104両)|23編成(184両)|+80両|新製済|
|^|^|C100|2編成(8両)|12編成(48両)|+40両|新製|
|^|313系|B0|4編成(16両)|bgcolor(#cccccc):全転出|&color(red){△16両}|転出|
|^|^|B400|8編成(16両)|bgcolor(#cccccc):全転出|&color(red){△16両}|転出|
|^|211系|K0|20編成(80両)|bgcolor(#cccccc):全廃|&color(red){△80両}|廃車|
|^|^|K100|4編成(12両)|bgcolor(#cccccc):全廃|&color(red){△12両}|廃車|
|大垣|313系|J0|12編成(48両)|16編成(64両)|+16両|転入|
|^|311系|G|12編成(48両)|5編成(20両)|&color(red){△28両}|廃車|
|静岡|313系|L|-|8編成(16両)|+16両|転入|
|^|211系|LL|16編成(48両)|15編成(45両)|&color(red){△3両}|廃車|
|^|^|SS|11編成(33両)|6編成(18両)|&color(red){△15両}|譲渡|
|}
//|^|313系B0編成|6編成(24両)|4編成(16両)|&color(red){△8両}|大垣へ|
//|大垣|313系J0編成|10編成(40両)|12編成(48両)|+8両|神領より|

//{|style="overflow: auto; text-align:center; width: 480px;"
//|>|~形式・編成名|年度当初~~23.4.1|現在~~23.4.11|増減|備考|
//|>|>|>|>|>|神領車両区(海シン)|
//|315系|C0(8連)|13編成(104両)|14編成(112両)|+8両|新製|
//|^|C100(4連)|2編成(8両)|2編成(8両)|-||
//|211系|K0(4連)|20編成(80両)|20編成(80両)|-&color(red){}||
//|^|K100(3連)|4編成(12両)|2編成(6両)|&color(red){△6両}|廃車|
//|>|>|>|>|>|大垣車両区(海カキ)|
//|311系|G(4連)|12編成(48両)|11編成(44両)|&color(red){△4両}|廃車|
//|}
** 315系投入前からの動き
2021年度315系投入前からの、トータルの車両数増減を2024年3月末でまとめた(単位:両)。前年度の動きについては[[車両の動き(2022.5〜)]]を参照。
2021年度315系投入前からの、トータルの車両数増減を2024年3月20日現在でまとめた(単位:両)。前年度の動きについては[[車両の動き(2022.5〜)]]を参照。

{|style="overflow: auto; text-align:center; width: 400px;"
|~車両区|新製|転入|廃車~~譲渡|転出|増減|備考|
|神領|+232|-|&color(red){△139}|&color(red){△79}|+14|B150(J170)~~含まず※|
|大垣|-|+45|&color(red){△40}|-|+5|^|
|静岡|-|+34|&color(red){△30}|-|+4||
|}
※ 飯田線で運行される313系1700番台(B150編成→J170編成)は受け持ち区が変更になったのみで、運用や廃車計画に影響を与えないものとして、表に算入していない。

次年度(2024年度)は静岡への315系投入・それにともなう在来車の廃車が中心と見られる。
大垣区への今後の新製・転入は不明だが、311系の廃車はまだ進む可能性がある。また、未確認であるが、[[2024年3月改正]]における東海道線の減車にともない、大垣区から静岡区へ313系300番台が転属する動きがみられる。

また、未確認であるが、[[2024年3月改正]]における東海道線の減車にともない、大垣区から静岡区へ313系300番台が転属する動きが見らる。静岡の315系4連投入と合わせ6両編成の列車を置換えていくものと予想される。

&aname(chuou_unyou)
* 名古屋から211系が消滅
** 10月 中央線名古屋口 315系8両編成に統一
中央線名古屋口は上半期で[[315系8連>315系C編成]]の全23編成投入が完了。最終編成となるC23編成は試運転期間を経て、10月5日より運用を開始した。

1本の運用を残していた211系は、10月6日の朝の行路を最後に運用を離脱。充当されていたK1+K17編成は109M(名古屋発神領行)の後、[[神領車両区]]に入庫し、予備車が待機する通称疎開線に入った。

これにより、中央線名古屋口の普通・快速列車はすべて315系8両編成に統一。同線で315系が運用を開始したのが2022年3月のことであり、わずか1年7か月で200両近い車両が一気に入れ替わったことになる。

また、JR東海において、ローカル線の末端区間を除けば、形式と編成両数が統一されるのは極めて異例のことである。名古屋地区の他社を見ても、名鉄瀬戸線・地下鉄名城線/名港線ぐらいであろうか。

下のグラフは2023年3月改正時から置き換えが完了した10月7日までの運用本数内訳の変遷。

&ref(https://image02.seesaawiki.jp/y/o/yoke4000-memo/NSqwopI8XZ.png,450)
** 神領区211系は12月で全車廃車
神領区の211系は中央線の運用を離脱した時点で、廃車が進み残り4連が4編成。位置づけは以下のとおりであった。

- 中央線での予備車確保
- 関西線での運用
中央線向け315系8連はすべての投入を完了したものの、2021年度投入分は蓄電池による非常用走行装置の搭載が後付けとなっている。順次、日本車両に入場しているが、[[2編成が未搭載>315系C編成#content_1_3]]の状況であった。日車入場期間は315系の予備車が事実上ないことから、しばらくは予備編成として確保された。

しかし、10月半ばより4連の[[315系C100編成>315系C100編成#chuou]]が中央線で併結代走を始めると、中央線における予備車としての役目は終了。多少間が空いたが11月28日に2編成が廃車回送。

時を同じくして、次項で述べる関西線での運用も終了。''12月5日に最後の2編成が廃車回送''され、神領区・名古屋地区から211系は消滅している。

&aname(kansai211)
* 10月から11月まで関西線で211系を運転
** 想定を上回る乗客増で急遽運転
上半期で315系8連23編成の増備が完了し、[[中央線での運用を終えた>#content_3]]神領車両区所属の211系K0編成であったが、10月1日から11月まで関西線で運用に入っていた。

中日新聞が9月29日に報じた記事によれば、混雑緩和のため朝夕ラッシュ時に運転とのことである。関西線はもともとJR東海在来線の中で利用客増が著しく、とくに並行する近鉄からのシフトが多いようだ。関西線は近鉄との競合のため安い特定運賃が設定されていたが、近鉄の運賃値上げによりさらに利用客のシフトが進み、混雑が激化。すでにコロナ禍前の利用者数を上回るとのことである。

そこで、転換クロスシートの313系に代え、ロングシートの211系を運行することになった模様。すでに関西線にはロングシートの[[315系3000番台>315系C100編成]]の投入が始まってはいたが、想定外の利用客増に急遽211系の代走を決めたようである。

211系は315系の投入までのつなぎとされ、''11月27日をもって運用を終了''。この結果、神領区の211系はすべて運用を失い、かつ名古屋地区での211系の運用が終了したこととなる。

** 運用は上下各1本
関西線はデータイムにワンマン運行を行っているため、2連の313系1300番台(B500編成)が主体であるが、朝・夕ラッシュ時には4連固定の運用もある。この運用は6行路あり、当初は313系1100番台(4連)で統一されていたが、その後313系1300番台B400編成(2連+2連)、6月から[[315系3000番台(4連)>315系C100編成]]も加わった。211系はこの運用に入っていた。

6月に[[315系の運用を開始したとき>315系C100編成#content_2_6]]は6行路から2行路を分離して315系を限定運用としたが、今回も運用の見直しが行われた。残った313系4行路からさらに1行路を分離して運用を見直し、
- &color(orangered){朝 亀山→名古屋 (平日1310M / 土休日4308M)}
- &color(orangered){夕 名古屋→亀山(平日1327M / 土休日4325M)}
の''上下各1本の211系限定行路''としている。昼間は神領区に戻り、夜間は亀山に停泊する運用で、毎日同じ運用であった。

このような運転本数の少ない限定行路としたのは、足の遅い211系4連がダイヤに与える影響を最小限にしたためと考えられる。

なお、現在の関西線の運用一覧は以下の通り。すでに''315系に置き換え''られ、神領区の211系も12月までにすべて廃車回送されている。
- [[関西線 平日運用>>https://yoke4000.main.jp/jru/kansaiW.html]]
- [[関西線 土休日運用>>https://yoke4000.main.jp/jru/kansaiW.html]]
//** 関西線からB400編成が撤退?
//ときを同じくして、関西線の4連運用からB400(313系1300番台・2連)がすべて撤退し、4連のB0編成が復帰している。
//[[2022年3月改正]]以降4連運用は313系B0編成であったが、中央線で211系と8連半固定編成を組んでいたB400編成が余剰となると、関西線4連運用に転用され、捻出したB0編成を大垣区に転属して同区の311系を置き換える、というのがこれまでの流れであった。
//しかし、今回の措置は今までの流れの逆をいくものとなった。
//同じ4両編成とはいえB400編成は2両+2両となることから、中間の運転席や2か所のトイレなどが乗車定員を圧迫する。想定外の混雑に鑑み、大垣区の更新/よりも関西線の混雑緩和優先に切り替えた可能性もある。

// 一時、315系C106編成(4連)が代走に入ったが、その後211系が復帰している。&color(red){※注 11月27日の午後より211系は運用を離脱。315系に変更となっています。}
** 4連運用詳細
10月から11月までの関西線の4連運用詳細は以下も合わせて参照(&color(red){現在は運用終了})。
&twitter(1708848768815358222)

* Z1編成の事故
** 2023年5月に事故で損傷
2023年5月4日、東海道線・尾張一宮〜稲沢間を走行中の3346F(岐阜発岡崎行普通)が、線路内に侵入していた自動車と衝突。

乗客120名にけが人はなかったものの、313系5300番台・Z1編成が前面スカートを大きく破損。エア漏れがあるなど自力走行が不可となった。しばらく当該編成は運用を離脱と見られる。

なお、この列車は所定311系のところ、Z1+Z5編成が半固定編成として代走していたものであった。
&twitter(1654062911311196160)

** 2023年7月に修理を完了
同年7月13日に名古屋工場で修理を終え、出場。
&twitter(1679366047126917120)
*ネットの情報等
**211系K100編成・最後の廃車回送
&twitter(1648473968180084745)
**311系G7編成の廃車回送
&twitter(1645590489993994241)

* 関連ページ
- [[トップページ]]
- [[車両の動き(2022.3)]]
- [[車両の動き(2022.5〜)]]
- [[車両の動き(2024年度)]]
- [[315系新製数]]
- [[315系の置換対象車]]
- [[315系C編成]]
- [[315系C100編成]]
- [[JR東海運用情報>>https://yoke4000.main.jp/jru/unyou.htm]]

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